日本には多くの大仏が存在し、それぞれに歴史や文化、技術的な要素が詰まっています。ここでは、日本の大仏に関する興味深い豆知識を5つ紹介します。
みなさん知ってますか???
世界最大の木造大仏がある
日本の奈良県にある東大寺には、高さ15メートルもある世界最大の木造大仏があります。この大仏は、奈良時代に建立されたもので、多くの人々から愛されています。
日本最古の大仏は…
日本最古の大仏は、奈良県の法隆寺にあります。この大仏は、7世紀に建立されたもので、当時の技術力に驚嘆されるものです。
大仏には心臓がある
多くの大仏像には、胸部に心臓を模した彫刻があります。これは、仏教において心が大切であることを表しています。
大仏像には意外な素材が使われている
大仏像には、金属や石材が使用されることが一般的ですが、意外な素材も使用されることがあります。たとえば、新潟県にある柏崎市観音寺には、ゴミ袋を使った大仏があります。
大仏にはさまざまな表情がある
大仏像には、厳かな表情をしたものから、微笑む表情をしたものまで、さまざまな表情があります。これは、仏教における教えや対象によって異なる表情が表されるためです。
知らない人も多い雑学だったのではないでしょうか。
これらをふまえたうえで日本には大小様々な大仏像が存在しますが、今回はその中でも特に大きいとされる大仏像をランキング形式でご紹介します。
今回は、以下の3つの大仏を紹介します。
それぞれの大仏の詳細について見ていきましょう。
1位:奈良の大仏

出典:写真AC
奈良県奈良市にある東大寺には、日本最大の大仏である「大仏(だいぶつ)」があります。正式名称は「薬師如来坐像(やくしにょらいざぞう)」で、日本仏教の中心である東大寺の本堂(大仏殿)に安置されています。
特徴
- 高さ:18メートル
- 重さ:約250トン
- 造営された年代:752年(奈良時代)
奈良の大仏は、全体的に均整のとれたプロポーションと、平和な表情が印象的です。また、仏像としては珍しい銅板鋲(どうばんくび)法で造られているため、美しい曲線が表現されています。すごく圧倒されますね。。
2位:鎌倉の大仏

出典:写真AC
神奈川県鎌倉市にある「鎌倉大仏」は、日本三大仏のひとつとして知られています。正式名称は「鎌倉大仏(かまくらだいぶつ)」で、鎌倉時代に造られた仏像です。
特徴
- 高さ:11.3メートル
- 重さ:約121トン
- 造営された年代:1252年(鎌倉時代)
鎌倉大仏は、仏像の中でも特に巨大で、威厳ある印象があります。また、鋳造技術の進歩により、精密な表情や衣装の細部までが精巧に表現されています。
こうやって細かいところまで掘り下げると当時の技術のすごさに驚かされますね!
3位:高岡大仏

出典:写真AC
富山県高岡市にある「高岡大仏」は、阿弥陀如来の発する光明を表現した「円光背(えんこうはい)」を持つなど精巧な造りが特徴で、なんと言っても “イケメン”なことで知られている。どうですか!イケメンじゃないですか!?
特徴
- 高さ:15.85メートル
- 重さ:約65トン
- 造営された年代:1221年(鎌倉時代)
高岡大仏の歴史は古く1221年まで遡ります。源義勝が、高岡市の最高峰「二上山(ふたがみやま)」の麓に約5メートルの木造大仏を建立。それから約400年後の1609年に前田利家が現在の場所に移し、1745年には初めての修復が行われます。
しかし、1821年に発生した火災により焼失。再建されたものの1900年には再び大火に見舞われ、そのほとんどが失われてしまいました。
4度目の再建を経て1933年に完成したのが、現在の青銅製の大仏様です。
まとめ
- 日本の大仏ランキングTOP3を紹介しました。それぞれの大仏には、個性的な特徴があります。奈良の大仏は、日本最大の大きさと美しい曲線が印象的。
- 鎌倉の大仏は、精密な表情や巨大なサイズで威厳を感じます。
- 高岡大仏は、イケメン大仏としても全国的に有名です。どの大仏も、日本の仏教文化を象徴する重要な存在です。